2021年、コロナが少し落ち着きつつある頃、全国的にRSウイルスが流行しました。
そんな中、我が家の0歳児もRSウイルスに感染してしまい、入院となったのです。
入院期間は、
回復するまでで、大抵1〜2週間です。
と言われ先が見えず、入院前や入院中はだいぶネット検索しました。
その入院時の体験記です。
入院の期間・退院の目安・入院中の費用
はじめに、私が入院中に知りたかったことをまとめると次の通りです。
- 入院期間……9泊10日
- 退院の目安……「咳や鼻水の症状」「呼吸音」「血中酸素濃度」の安定
- 赤ちゃんの入院費……0円
以下にちょっと補足をします。
入院期間について
冒頭に書いた通り、入院前には「1〜2週間程度」と言われていて、結果的に9泊10日になりました。
素人考えですが、もう少し早い段階で点滴を始めたら、入院期間が短くなったのかもと思いました。
もちろん「お医者さんの判断が最良だった」と今でも思っています。
退院の目安について
基準を直接明示してくれたわけではないのですが、毎日の回診や、退院前の先生のお話を聞いていたら、この3点を確認して下さっていました。
入院中の費用について
市区町村や病院によって違うかと思いますので、あくまで参考までに。
マル乳(乳幼児医療費助成制度)によって、病院に支払う入院費は0円でした。
ただ、入院中お金が全くかからなかったわけではありません。
持ち込みの、紙オムツ、ミルク、付き添い人である私の食事、飲み物はそれぞれ自前で調達しました。
また私が付き添いで入院した分、自宅で過ごす夫や子ども達の食事は、お惣菜など出来合いの物が増えたので、普段より出費が増えました。
入院までの経緯
どこでウイルスをもらってしまったのか
出産後、私と赤ちゃんが産院で過ごしている間、自宅の長女に発熱や鼻水の症状がありました。
たいしたことなかったので病院へは行かず、家で市販薬を飲んで休んで回復しました。
これがRSウイルスだったのです。
晴れて私と赤ちゃんが産院から自宅に戻った時、長女は熱は無いものの、咳や鼻水の症状は少し残っていました。
「あまり近づかないで」と言っても、産まれたばかりの妹は可愛くて可愛くて、完全に隔離して過ごすなんてことは難しい。
それに私も夫も、RSウイルスのこともよく知らず「普通の風邪だ」くらいにしか考えていなかったのです。
普通の風邪だったとしても、産まれたばかりの赤ちゃんに感染しないように、もっと気をつけるべきでした…
病院での検査で陽性が出る
妊娠中も小さめで、2,544gで産まれた次女。
産院からの退院から約1週間後、体重チェックのため受診することになっていました。
その時点で、次女にも鼻詰まりの症状があったので、体重チェックしてくれた看護師さんの計らいで念のためウイルスの検査もしてもらえることになりました。
鼻に細長い棒を入れられて、娘、号泣です。
ふえぇぇぇん!
数分後、出て来た結果は…
RSウイルス (+) = 陽性
正直、予想してなくてびっくりしました。
なぜ入院が必要なのか
RSウイルスは、2歳頃までにはほぼ全員が感染する、いわゆる風邪のウイルスの1つで、1歳以上であれば重症化することはあまり無いそうです。
ですが1歳未満、ましてや産まれたばかりの乳児の場合、呼吸器も未熟で重症化しやすいため入院して慎重に体調を管理することが必要になります。
お母さんが寝ている間に、体調が悪化したら怖いですよね。
とお話くださり、入院の必要性についてとても納得しました。
入院の準備
その日の午後から入院することになり、家に戻って急いで持ち物の準備を始めました。
母乳とミルクの混合栄養のため、両方の準備をしました。
【赤ちゃんの物】
- 紙オムツ
- 粉ミルク、調乳用ペットボトル水、哺乳瓶、消毒用の薬剤・容れ物、食器用洗剤、スポンジ
- 長肌着4〜5着(夏だったので長肌着だけで過ごせた)
- おくるみ
入院中に必要になって差し入れてもらった物もあります。
オムツは足りなくなるたびに買って来てもらいました。
【ママの物】
- 授乳クッション、母乳パッド
- 着替え
- 洗面道具、お風呂道具
- フェイスタオル、バスタオル
- 悪露用ナプキン
- (手洗い洗濯用)洗面器、洗濯洗剤
入院前に赤ちゃんとママのPCR検査
また鼻に細長い棒を入れられて、大変な思いをさせてしまいました。
ふえぇぇぇん!
PCR検査の結果は、2人とももちろん陰性でした。
入院中の赤ちゃんとママの過ごし方
産院から退院したばかり、自宅で過ごしたのはたった1週間程でまた入院。
なかなかハードな産後になりました。
1日の流れ
7:00 検温
8:00 薬、吸入
8:30 先生の回診
12:00 薬
14:00 吸入
17:00 先生の回診
18:00 薬、吸入
※赤ちゃんの血中酸素濃度測定器は常に付けっぱなし。
この合間に、授乳やオムツ替えといったお世話、自分の食事や歯磨きなどをして、その他の空いている時間は体を休めたりしていました。
自宅にいたら家事をしてたと思うので、1日中ほぼベッドの上で過ごせたのは、ある意味よかったのかも?
でも付き添い入院は、特有の辛さがありました…。
付き添い入院のココが辛かった
食事が出ない!
付き添い人には食事の提供がなく、院内の売店に買いに行くのが基本のようでした。
赤ちゃんは感染症のため、部屋から1歩も出すことができないので、私が売店に行くにはナースコールをして赤ちゃんを見守っていてもらわなくてはなりません。
2日に1回でも
赤ちゃんみてましょうか?
と声をかけてくれたらありがたかったのですが、そのような配慮は無かったです。
1度みてもらった時に、部屋に戻ると、ぼーっと座っている看護師さん。(赤ちゃんは眠っていました。)
忙しいのに、寝ている赤ちゃんを見ているだけに時間を使わせて、申し訳ない気になってしまいました。
何だか頼みづらいし、売店だけだとメニューも偏るので、私の食事は夫や、産後の手伝いに来てくれていた母に差し入れしてもらっていました。
この時は、なぜかサラダが食べたくなりました。
有料でいいから、食事だして欲しかったです。
シャワーになかなか行けない!
シャワーも「今シャワー使えますよ」などの声かけはありません。
産院では毎日入れていたので、その差にガッカリしました。
「シャワーに行きたい」と伝え、シャワー室の空き状況を確認してもらって、部屋で赤ちゃんをみてもらって、やっと行けました。
数日おきでいいから、声かけて欲しかったです。
使えるシャワー室がちょっと古くて、ちょっと苦手だったので、差し入れで清浄綿と汗拭きシートを持って来てもらって、ちょくちょく拭いてしのいでました。
幸い空調はちょうど良かったので、汗はあまりかきませんでした。
数日くらい髪が洗えなくても平気なことがわかりました!笑
カゴの中の鳥状態!
感染症での入院で、コロナ禍なのもあり、付き添いの交代もできない、外にも出られないという辛さ。
赤ちゃんのお世話があるから、暇という訳ではないけど、「隔離されてるなぁ」と日々感じていました。
寂しかったんです。
赤ちゃんが寝ている間は、
- 自分も寝る
- 家族とビデオ通話
- 内祝い選び
- ツムツム
などをして過ごしていました。
寝たと思ったら起こされてしまう
看護師さんが、必要があって部屋に来ているのは重々承知しています。
でも、ずーっと抱っこしていて「やっと置けた〜。やっと寝た〜。」と思ってる時に、
コンコン。今よろしいですか?
(ぴえん)
産後のメンタルで泣きそうになりました。
その他いろいろ不便
授乳中以外は「起きてる=泣いてる」という感じで、泣かせっぱなしには出来ないので、抱っこしてあやしてました。
- 酸素濃度のセンサーがずっと足に付いてるから、抱っこしてウロチョロしづらい。
- 泣かせておけないから、食事や歯磨きなど、寝ている間にしかできない。
- 食事用のテーブルが無く、狭いスペースに食べ物を置いての食事。
などなど、付き添い入院の辛さをしみじみ感じました。
退院までの治療の経過
入院1日目〜4日目:飲み薬、吸入
初日から、毎食後に飲み薬と吸入がありました。
のみ薬…粉薬。調乳用の水で溶かして、スポイトで飲ませました。
吸 入…看護師さんが吸入の機械を置いていってくれて、私が行いました。
我が子は吸入が好き(?)なようで、薬の霧を当てると静かにしていました(笑)
入院5日目〜8日目:飲み薬、吸入+点滴
4日間の治療で、鼻水や呼吸音が思うように良くならなかったので、点滴をすることになりました。
入院6日目:点滴3回
入院7日目:点滴2回
入院8日目:点滴1回
点滴を減らしていき、入院9日目に点滴を無くして、経過が良好なら退院です。
9日目には、血液検査もありました。
鼻吸いも
鼻詰まりが辛そうな時には、機械で鼻水を吸ってくれました。
鼻を通すためとは言え、赤ちゃんにとって鼻吸いは辛いですよね…
ふえぇぇぇん!
入院10日目:ついに退院!
「咳や鼻水の症状」「呼吸音」「血中酸素濃度」が安定して、血液検査の結果も大丈夫とのことで、やっと退院できることに。
長かったー!!
退院後の飲み薬をもらって、長い長い入院生活は終わりを迎えたのでした。
まとめ
0歳0か月、RSウイルスでの入院の記録でした。
薬や吸入、お医者さんや看護師さんのお陰で、9泊10日で無事に退院することができました。今では何事も無かったかのように元気です。
ばぶー
入院費用がかからなかったことも有り難かったです。
0歳でのRSウイルス感染には注意が必要なこと、付き添い入院が大変なことがわかった貴重な経験になりました。
健康が1番です!
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